週末の一行語録解説【4/16号】

■完璧主義をやめるとモチベーションが上がる

昨年11月に復活劇を遂げた浅田真央選手が、つい先日の世界選手権で7位を獲得しました。

 

世界選手権はテレビで見ていないので、内容はニュースレベルでの知識しかないのですが、今の浅田真央選手は以前とは少し違った印象を受けます。

 

というのも以前、キムヨナと首位を争っていたあたりの頃はいつも苦しそうな印象で、そしていつもある言葉を発していました。

 

その言葉とは

 

「ミスのない演技をしたい」

 

いつもこのような言葉を言っていたと記憶しています。

 

ミスのない演技。確かに見ている側としてはそのような演技を期待しています。

 

しかし、その期待をあまりにも意識しすぎではないかといつも思っていたのです。

 

その期待を意識しすぎた姿勢は演技を見ていてもありありと感じます。

 

いつも演技が始まる前は、神妙な面持ち。

 

何か失敗するのではないかという予感さえさせます。

 

そしてジャンプ瞬間がやってきて「ステン!!」

 

あ~というため息が会場に広がります。

 

そして期待を裏切ってしまったという思いから、「次は絶対にミスのない演技をします」とのコメントするのです。

 

私はこのシーンを見ながら、「絶対にミスをしない」と言い続ける限り、その実現は難しいのではないかといつも思っていたのです。

 

なぜなら、絶対にミスをしないというのはミスをしている自分を戒める思いで言っていると思います。

 

ミスをしてはいけないとあまりに思い続けすぎると、失敗する度に「いつもダメな自分」が定着化してしまい、「いつもダメな自分」というセルフイメージができあがってしまうからです。

 

セルフイメージとは潜在意識が自分はこのような人間だと思い込んでいる自己像であり、人は無意識にセルフイメージに自分を合わせようとしてしまう習性があります。

 

例えば、自分で車の運転がうまいと思っている人は、運転が下手だとバカにされるとその状態が嫌で運転をうまくなろうとします。

 

自分で営業ができると思っている人は、実績が悪いと居心地が悪く、実績を上げようとします。

 

人はこのセルフイメージに合っていないと、その違和感からセルフイメージに近づけようとする行動を起こし、結果、セルフイメージ通りの人間になっていくのです。

 

なぜ、完璧主義をやめるとモチベーションが上がるのか。

 

それは、完璧主義である限り、自分をいつも厳しく評価してしまいます。

 

そして厳しく評価することが、自分にダメなセルフイメージを植え付けてしまうからです。

 

そして、自分がダメだと思い込めば思い込むほど、ストレスがたまりモチベーションを下げる結果になるのです

 

営業で成約率100%のような完璧になることなどできませんし、完璧になったらなったで今度はできない周りにイライラすると思います。

 

完璧を求めるのではなく、うまくいかない時はいかないと割り切る。

 

そして1つうまくいかなくても次があると思えば気分も楽になります。

 

あなたが営業を楽しくしたいのであれば完璧主義をやめること。

 

そして完璧主義をやめるということは、どのような営業スタイルを目指すべきかはおのずと見えてくるはずです。

 

 

2016年04月16日コラム営業