【成功と失敗を分けるのは、一般に考えられているような立派な理由ではない】

先日の週末に地域の祭りに参加しました。

 

その祭りは地域の飲食店が屋台を出店し、お店をPRするもので、総勢50店舗規模のイベントです。

 

屋台では定番である“焼きそば”や“から揚げ”といった類やラーメン屋が店にはないオリジナルラーメンを提供していたりなど、それぞれの店がお店の認知度を上げるために奮闘していました。

 

そしてそのイベントのシステムは、それぞれのお店でお金を支払い料理を提供してもらうのではなく、イベントの受付で100円×10枚綴りのチケットを購入して、お店にはチケットを支払う制度だったのです。

 

そのイベントには妻と娘(長女は部活へ)と私の3人で参加していたため、まずは1000円のチケットを3セット購入しました。

 

まずは、空腹だったためボリュームのある商品を購入。

 

味噌おでんにからしをたっぷりつけて食べた後、まぜそばを購入し、一気に娘とかっ込む。

(両方500円)

 

そしてある程度、空腹が満たされたため少し小ぶりな商品をチョイスしようと思い、お店を見渡す。

 

「おっ!天むすがあるじゃないか」と思い、金額を確認すると400円の表示。

 

「ん?ここで400円の料理を購入するとなると1000円のチケットをうまく使い切るためには300円の料理を2つ購入しなければならないのか・・・」

 

そこで300円の商品を眺めてみると、あまり食べたいと思えるような料理がない。

 

よくよく、イベントの金額を眺めてみると価格帯は3つに設定されている。

 

「500円」「400円」「300円」

 

「この3つの価格帯だけか・・・」

 

「ちょっと待てよ?500円の料理は購入しやすいが、400円、300円の料理は圧倒的に購入しにくくないか?」

 

「300円の料理を購入した時点で300円の商品と400円の商品を購入しなければならない。400円を購入する場合も同じで後に300円の商品を2つ購入しなければならない」

 

「300円、400円の商品に気に入ったものがあったとしても、他の2つに気にいるものがなければ購入は控えられる傾向にある」

 

「これって500円の商品の方が圧倒的に購入しやすい・・・」

 

「いや、ちょっと待てよ、この500円、400円、300円の価格帯しかないことを逆手に取って200円や100円の商品を販売したら、チケットの調整弁としてかなり購入されるのではないか?」

 

「例えば、焼き鳥を5本500円で販売するのではなく、1本100円で販売する。100円の商品が存在することで、多くのお客さんが特に計算することなく、400円、300円の物を購入する」

 

「だから、余分となるチケットが発生する可能性が高まり、発生したチケットは全てこの焼き鳥の購入に充てられる」

 

「その商品が欲しいとは思わなくても、チケットを余らすよりも余程マシと思って購入することが多々あるはず・・・」

 

「俺が屋台をやっていたら大儲けなのになぁ~・・・」とこんな妄想を膨らましていたのです。

 

アイデアが成功を生むわけではない

 

 

 

 

 

 

よく成功秘話といういうと、経営者があることを“ひらめき”、その“ひらめき”が成功に導いたと紹介されることが多いです。

 

しかし、成功と失敗を分けるのは天才的な勘やひらめきではなく、本当はそのアイデアを『実行』したかどうかにカギがあります。

 

先程の屋台の話のように、アイデアは誰でも思い浮かびます。

 

そして、突然思いついたアイデアに、自画自賛する人もいると思います。

 

そして他人の成功話を聞いて、「俺も昔、同じことを考えていた。あの時、やっとけばよかったなぁ~」と嘆く人もいます。

 

アイデアを思いつくのは誰でもできます。

 

しかし、実行する人があまりにも少ない。

 

アイデア自体に成功があるのではなく、アイデアを実行することから成功は得られます。

 

今、あなたが営業活動に対して面白いアイデアを思いついているのであれば、実行することを何よりも優先してください。

 

どんな小さなアイデアでも実行を優先することができれば、多くの営業マンから抜きん出た存在になることは間違いないと思います。

 

 

2017年04月08日コラム営業