【不器用であることは、大きな成果を上げる資質があるということ】

先日、あるクライアントでの研修中、、、

 

休憩時間にある営業担当者と雑談していると、こんな事を言われました。

 

「以前、営業をやっていましたが、営業をやっていたとは言えないぐらいのひどいレベルだったので、、、でも今回は絶対に成果を上げたいと思っているんです」

 

この話を聞いて私は「過去にうまくいっていない方が、成果を上げることはできますよ」と返答しました。

 

その返答は、この営業担当者を勇気づけようと思って言った訳ではありません。

 

実は明確な根拠があってこのように返答したのです。

 

どのような根拠かというと、私は世の中にあるノウハウのほとんどがコンプレックスから生まれていると思っています。

 

例えば、以前流行した「断捨離」

 

あれは元々片付けが苦手だった人が生み出しています。

 

そして数あるダイエット本。

 

様々なダイエットの方法が世に生み出されていますが、これも様々なダイエットをしても全くうまくいかなかった人が生み出しているのではないかと思います。

 

そしてコンプレックスがあるという事は大成できるチャンスでもあると思っています。

 

例えば、過去の自分を振り返ってみてもよく分かります。

 

私は次男坊で、兄がいたという事もあり何でも器用にこなす人間でした。

 

例えば、スポーツ。

 

小さな頃から年上と一緒に遊ぶことが多く、年上に負けじと動くことにより高い運動能力が自然と身に付いていきます。

 

そのおかげで、小学校時代のソフトボール部では4年生からレギュラー。

 

そして中学でもテニス部キャプテン。

 

スキーやスノーボードを初めても、すぐにある一定のレベルにまではたどり着きました。

 

どんなスポーツでも、ある程度器用にこなせるためコンプレックスを感じることはありませんでした。

 

また勉強も、先に兄が色々と挑戦してくれているおかげで、私はその良いとこ取りをして、あまり苦労せずに一定の成績を得ることができました。

 

ある意味、スポーツも勉強もあまり苦労した記憶はなく、楽な人生を歩んできたのです。

 

しかし、何の苦労もなく歩んできたものの全てが何一つ大成していません。

 

スポーツもソコソコ、勉強もソコソコ。

 

自慢できる程の結果は何一つありませんでした。

 

しかし、そんな私が唯一味わった屈辱が営業成績。

 

今まで何をやっても器用にできたので、営業も中の上ぐらいはいけるだろうと高をくくっていたら結果は下の下。

 

入社から1年半は、劣等感で気が狂いそうになりました。

 

しかし、結果的にその苦しみがあったからこそ数年後には850名いる営業社員の中でトップ5%以内の成績を収め、そしてコンサルタントとなり書籍を出版するまでに至ったのです。

 

 コンプレックスこそ大成の源泉

 

 

 

 

 

 

 

器用な人間は、今やっている方法を変えようとは思いません。

 

当たり前ですが、うまくいっている方法を変える必要はないからです。

 

しかし、不器用な人間はうまくいかないため、色々な事を考えます。

 

例えば、テレアポがうまい人間はテレアポでアポを獲得しますが、不器用な人間は悩み苦しみながら、見込み客を獲得するという本質を捉えて、それを達成するための別の方法を考えます。

 

インターネットで見込み客を集める発想を考えついたのも、おそらくリアル営業が不得手だった人が考えたのではないかと想像しています。

 

そして不器用さは努力というエネルギーを生み出すきっかけになります。

 

「うまくいっている事を更にうまく」というエネルギーよりも、「うまくいっていない事を変える」エネルギーの方が強いのは容易に想像できると思います。

 

そして不器用な人間は、常に自分の能力以上に努力しないと役割が全うできないという怖さを知っています。

 

実は不器用という事は卑下する話ではなく、そこから多くの物を生み出せるチャンスであり、圧倒的な成果を上げる可能性があると捉えることが正しい理解なのです。

 

もしあなたが何かにコンプレックスを感じているのなら、それは大きなチャンスです。

 

逃げずに取り組んだ先に、周りの人が手に入れることができない成果を手にしている。

 

そんな可能性が秘められていると理解してみてください。

 

 

追伸:この話をこの営業担当者にしたいと思っていたのですが、「コンプレックス」という言葉が急に出てこず、中途半端に話を終えてしまいました。

 

つい先日の健康診断でLDLコレステロール値が(8年連続?)「要検査」の判定でしたが、この数値と急に言葉が出てこなくなる症状に何らかの関係があるのではないかと恐怖を感じています。

 

 

2017年06月17日コラム営業