【他人に任せるというマインドセットは市場価値の高いスキル】

明日は群馬出張。

 

実はこの出張をかなり以前から心待ちにしておりました。

 

なぜなら、群馬県の高崎市という場所に強い思い入れがあるからです。

 

私は大学を卒業して、あるブラック企業の営業として就職をしましたが、その最初の勤務先が高崎支店。

 

関西出身の私が、縁もゆかりもない群馬県の高崎支店に来て営業をスタートさせたのです。

 

しかし、この高崎支店ではあまり良い思い出はありませんでした。

 

なぜなら私が営業人生で一番、業績が低迷していた時期だからです。

 

毎日毎日200本以上もの電話をこなしてもお客様の反応は皆無に等しく、来る日も来る日もお断りの嵐でした。

 

こういった環境の中で業績の上がらない営業マンの大半は会社を去ることになるのですが、私はあまり辞めようという思いにはなりませんでした。

 

大抵の営業マンは業績の上がらないことに責任を感じ、営業に向いていないと考え、辞めていく・・・

 

また、業績が上がっていないことを上司から罵倒され、それが辛くて辞めていく人間も。

 

しかし、私は業績が上がらず上司に罵倒され続けましたが、辞めようとは思わなかったのです。

 

なぜ、私が他の営業マンと違い、業績が上がっていないのに会社に居続けたのかというと、

それは契約が取れていない自分自身に納得がいかなかったからです。

 

私は昔から無駄にプライドが高く、どんな事でも人よりも劣っていると思うことが嫌でした。

 

スポーツでも、勉強でも、遊びでも。

 

とにかく人よりも「できない」と思われるのが嫌だったのです。

 

「こんな奴らに負けるはずがない」

 

いつも周囲の同僚をそんな目で見ていました。

 

しかし、そのプライドがあってからか、その後は業績を伸ばすことに成功し、最終的にはかなりの上位にまでのぼりつめる事ができたのです。

 

プライドは人を能動的に動かす動機づけとなることがあり、私の場合それが人生において、かなりうまく作用するケースがありました。

 

プライドがあるからこそ人は逆境に打ち勝つことができる。

 

何となくそう思っていたのです。

 

しかし、このプライドというのも時として、逆効果になることもあります。

 

私が営業時代に成長できたのは逆境に打ち勝つためのプライドがあったからですが、逆に成長を妨げていたのもプライドのせいでした。

 

そのエピソードを話すと、私は新人時代に上司に介入されることを極端に嫌っていました。

 

なぜなら、上司が介入して契約が1件取れたとしても、自分自身の力ではないよう気がしていましたし、何よりも周りからそう見られるのではないかと常に思っていたのです。

 

なので、新規の見込み客に同行に行こうと言われても、「まだ温まっていないので」と言いながらいつも断っていました。

 

「自分の手柄を横取りされたくない」

 

そんな事を考えている器の小さな人間だったのです。

 

しかし、これが逆効果。

 

新人のくせに上司との同行を断るので取り方が分からない。

 

そして分からない状態で営業するので、当然成果も上がらない。

 

そしてそれでも独自の営業スタイルを貫こうとするので、成果が上がらない期間が長期化する。

 

そして結果的に1年以上も業績が低迷するハメになってしまったのです。

 

 くだらないプライドを捨てろ!

 

 

 

 

 

 

「人に仕事を任せることができない」

 

こういった事に悩む営業マン―ジャーは多いと思います。

 

しかし、仕事を任すことができないのは、あなたのプライドに原因があることがあります。

 

以前、私はある管理職研修を受講した時に、非常に興味深いワークに出会いました。

 

そのワークとは、なかなか改善できない自分自身の行動の原因は、ある固定観念が邪魔をしていることにあり、それを導き出すという内容でした。

 

私はその時に、周囲を巻き込んで仕事をすることを苦手としており、その行動を改善しようと思ったのです。

 

いわゆる「任せられない」という問題です。

 

そしてそのワークが進んで行きました。

 

まずは「任せる」という行為をいつも邪魔している自分自身の行動を書き出します。

 

そしてその行動を禁止された時に、どのような気持ちになるのかを記載します。

 

そしてその気持ちから類推できる自分自身の固定観念を書き出すのです。

 

そうすると私は自分自身の固定観念を見て愕然としました。

 

人に任せられない理由は、なんと「他人よりも能力が劣っていると思いたくない」という心理が邪魔していたのです。

 

人に負けたくないという「プライド」が邪魔をしていたのです。

 

プライドは適度であれば良い作用を作り出しますが、行き過ぎは悪影響にしかなりません。

 

営業マン時代に成長を妨げたのも「プライド」

 

人に仕事を任せられず組織の生産性を下げていたのも「プライド」

 

行き過ぎたプライドは逆効果にしかなりません。

 

「プライドを捨て、部下に任せる」

 

そのマインドセットは、自分自身の成長にもつながりますし、そして組織の生産性を上げる1つのスキルであることだと我々は認識すべきなのです。

 

 

2017年11月12日コラム営業