【バランスの取れた正しい主張より、一貫した偏りのある主張の方が説得力がある】

「う~ん、何を話そうかな・・・」

 

今、私はある講演に向け準備をしています。

 

その講演とは、大学生向けに「営業」という職の素晴らしさを伝えるといった内容です。

 

また、講演する大学は私の出身大学である甲南大学です。

 

出身大学で学生たちに向けて講演することは、以前から「できたらいいな・・・」と思っていたので、ある意味一つの夢が実現する事になります。

 

(なので、凄く楽しみです)

 

ここ最近では、セミナーや研修のコンテンツは直前に考えることが多いのですが、今回ばかりは事前準備が必要です。

 

なぜなら対象が大学生のため、相手が何を考え、何に興味を持っているのかが全く分からないからです。

 

特に最近話題になっているミレニアル世代。

 

生きてきた環境が私と真逆であるが故に、下手に自分の価値観、全面押しでいくと引かれるのではないかと考えています。

 

そこでひとまず大学生の興味関心事を調べるためにネットでリサーチを試みてみました。

 

「大学生 興味」という検索キーワードをたたくと、「現役大学生が今悩んでいる事」というサイトが出てきたのです。

 

そのサイトを覗くと、こんなことが書いてありました。

 

悩みの1位は「就職活動・将来の働き方について」。

 

そして更に読み進めていくと、今の学生たちは将来「自分が何をしたいのかが分からない」という事に悩んでいたのです。

 

私が学生の頃は、あまりそのような悩みはなく、学生の頃から起業してやろうなどと企んでいました。

 

そのために会社経営に役立ちそうな職種を選んでいたものです。

 

学生の悩みである、どんな職に就きたいのかというのは人生において極めて重要です。

 

なぜなら人は人生の大半を仕事に費やすからです。

 

主婦になればそうではないという意見もあるかもしれませんが、共働きが当たり前になっている世の中で、その発想はないものと考えた方が良いと思います。

 

では、どれぐらい時間を仕事に費やすのか?

 

これを改めて考えるにあたって1週間をイメージしていただくと分かりやすいと思います。

 

仕事をしている日は5/7、休日は2/7。

 

プライベートを重視するのであれば、人生の2/7を楽しむという事。

 

仕事を楽しむと選択した方は人生5/7を楽しむことができる。

 

こんな事がよく巷で言われていますが、実質はもっと違うと私は思っています。

 

仕事を楽しむ人は、プライベートも楽しいので人生の7/7を楽しんでいる。

 

プライベートのみを重視するという人は2/7、その内1日は仕事のストレスで思い悩んだり、だらだらしている日を費やすとなれば、1/7しか人生を楽しめていません。

 

そう考えると、人生を楽しむ上で「生きていくだけ」のために仕事をするよりは、その仕事を楽しめるようになった方が当然良いという発想になります。

 

では、どのような職業が人生において最も楽しいのでしょうか?

 

この議論においては、先日私がブログ(2018年10月7日)に書いた内容がキーポイントになると考えています。

 

それは

 

====================

コントロール欲求を満たすことができるか

====================

 

です。

 

先日ブログで人にはコントロールしたいという欲求があり、その欲求が満たされている人が長生きしているというデータもありました。

 

従業員よりも社長の方が長生きするというのは、まさにこのコントロール欲求によるものです。

 

また、電通の残業問題で自殺した女性がいましたが、長時間労働を苦と思って自殺する人もいれば、ずっと働いているパワフルな起業家もいます。

 

その違いは自分でコントロールできているかどうか。

 

では、あなたにとって最も幸せな人生を送るためには『社長』になるという事なのでしょうか?

 

この意見には、多くの若者が反対するかもしれません。

 

なぜなら日本生産性本部の調べからすると、ここ最近の若者の傾向として「過剰な責任を取りたくない」という意識が強くなっており、社長離れが発生しているというデータがあります。

 

今の若者にとって社長というのは、あまり好ましいものではない。

 

どちらかと言うと「課長」レベルで留まっておくことが望ましいようです。

 

ここで社長にならずしてコントロール欲求を満たせる職があるのか?という議論になりますが、私は唯一ある職種だけがそれが実現可能だと思っています。

 

その職種とは何か?

 

それが『営業』です。

 

営業は他の職種よりも評価しやすいと言われています。

 

なぜなら評価対象が売上という分かりやすい指標だから。

 

自分自身が成果を上げているかどうかは、数字に直接反映されるため周りから見ても分かりやすいのです。

 

そのためノルマに追われるのが嫌というイメージで、あまり好まれない職種として認知されていますが、実は数字と直結しているという事が周りを黙らせる材料にもなるのです。

 

私も多くの組織に入ってきましたが、トップセールスは自由にしている姿をよく目にします。

 

組織の意向と多少違う事をやっていたとしても、

 

「まぁ、あいつは数字をあげているから・・・」

 

という理由で許されたりします。

 

また、数字をあげているという事実が社内における発言力も強くしていきます。

 

「成功している奴のいう事は聞いておいた方が良い・・・」

 

世の中の成功者のセミナーに足しげく通う人口が多いことを考えると、これも納得いく話だと思います。

 

営業はノルマがきついから嫌だというイメージが強いかもしれませんが、逆に数字を上げると社長と同等の力を持ちかねない存在にもなり得るのです。

 

そして、販売心理学というのを学んでいくと、更にその面白味は増していきます。

 

人の心理を学び、その方法を使ってうまくいくと何かお客様をコントロールできたような感覚になり、それがおもしろい。

 

しかも、毎回うまくいくことはなく、たまにうまくいくからおもしろい。

 

これはパチンコと同じ強化理論。

 

たまにうまくいくからハマってしまう。

 

こんな魅力的な職種が営業なのです。

 

 

営業は最高の職!

 

 

 

 

 

この話を聞いてどう思われたでしょうか?

 

何となく「確かに」と思われた方もいるのではないでしょうか?

 

実は、この意見は非常に偏っています。

 

なぜなら私は営業畑で育ってきており、製造畑などの他の職の魅力については、そんなに知らないからです。

 

しかし、一貫して偏った主張の方が魅力的に感じる。

 

これが「どんな職種でも、それなりに魅力がありますよ」と言われるとどうですか?

 

正直、「正しいが魅力も説得力もない・・・」。

 

そんな風に感じないでしょうか?

 

====================

一貫して偏った主張の方が魅力的に感じる

====================

 

これも販売心理学によるものです。

 

こういった事を学び、そして仕事に活用できる。

 

それが営業です。

 

「こんな素晴らしい職は他にはない!!」

 

こういった事を話すと学生はどんな反応をするのでしょうか?

 

今度の講演が楽しみでなりません。

 

 

2018年11月04日コラム営業