【今を懸命に頑張ると、後から仕事の意味が結びつく】

先日、松山の出張から急遽、山口の実家に戻りました。

 

父親の体調が良くなく、その容態を確認するために戻ったのです。

 

父親は15年程前から脳梗塞を患っており、ここ数年は介護施設のお世話になっております。

 

その介護施設で様子を確認した後、ひとまず実家に戻り、久々に母親と話しました。

 

実家に戻ると母親はよくしゃべります。

 

私に話す隙間を与えないぐらいのマシンガントークを浴びせかけてきます。

 

そしてそのマシンガントークに必ず出てくる話題が父親の話。

 

昔の父親の文句が必ず出てきます。

 

その文句のエピソードは、毎回帰省して様々な話(文句)を聞いているにも関わらず、常に新しい事実が発覚します。

 

そして今回も新しい事実が発覚し、私はある意味その種類の多さに感心していたのです。

 

父親はもともと頑固で、自分が言った意見をなかなか曲げようとはしません。

(というか曲げたことは皆無です)

 

明らかにおかしな事を言っているにも関わらず、論拠もなく押し通す姿勢に母親はいつも頭を抱えていました。

 

例えば、名刺を作成して(父は印刷業を営んでいました)お客さんに納品。

 

その文字が斜めになっているとクレームが入るも、ちゃんとまっすぐになっていると豪語。

 

(脳梗塞の影響もあると思いますが・・・)

 

そしてお客さんを怒らせて失注。

 

こんな話を聞かされました。

 

そして昔話はどんどん続き、色々なエピソードが・・・

 

私がちょうど大学受験の際に、自営している印刷業は不景気ど真ん中。

 

経営の状態は良くなく、大変苦労していたのだと思います。

 

そしてそんな最中、父親が突然・・・

 

「次男(私)を大学に行かせるのはやめ!」

 

と簡単に意思決定。

 

それを聞いた母親が大激怒したとか。

 

そして話は過去に遡り、バブル全盛期に。

 

バブル全盛期は土地の値段が跳ね上がり、私が以前住んでいた明石の実家は立地も良かったという事もあり、購入した金額の何倍もの値がつきました。

 

そしてその値上がりしたタイミングで家を売却し、新しい家を建てようとしたのです。

 

当時その家は、一旦は売れたのですが、家を改装中に買い手が払えないと判断し、購入を断念。

 

そして手付金である1000万が労なくしてうちに転がりこんだのです。

 

しかし、その1000万はいつの間にか使途不明金に・・・

 

(家族全員、誰もその恩恵に預かった記憶がありません。いったい父親は何に使ったのか・・・)

 

その破天荒極まりない父親の伝説に、ある意味笑ってしまいました。

 

こんな父親をパートナーとして持ち、そして紆余曲折を乗り越えてきた母親。

 

子供の頃にそんなエピソードがあったとは全く気づきませんでした。

 

しかし、こんな破天荒な父親、その逆境を乗り越えてきた母親の息子として生まれてきたからこそ、企業経営に興味を持ち、そして商売人の金銭感覚が身についた・・・

 

そんな資産を自分の中に残してくれたのだとつくづく実感したのです。

 

 

後から意味が結びつく

 

 

 

 

 

 

今、目の前にある仕事をやる意味があるのか・・・

 

こんな事を若い頃には、よく思う瞬間がありました。

 

しかし振り返ってみると、たいてい大きな資産になっていることが多い。

 

そしてその意味を理解するのは何年も経ってから。

 

そしてその意味が良いものになるのか、悪いものになるのか、を分ける分岐点となるのはその時に懸命に頑張ったかどうか。

 

あなたが今やっていることに良い意味を持たせたいのあれば、意味は分からなくとも必死にこなすこと。

 

その時にたいした成果が上がらなくても、数年後、それが大きな資産になったことに気づくはずです。

 

 

2018年12月22日コラム営業