【良い行動を取っていると思われたい人の心理を忘れてはならない】

先日、コーヒーをコンビニで買おうと並んでいた時のこと、、、

 

レジ前に、ある3人家族がいました。

 

その3人とは父親と母親と3歳ぐらいの男の子。

 

両親が支払いを終えると、くじ引きがあり、そのくじを3歳の男の子が引こうとしていました。

 

大きな箱の穴に小さな手を突っ込み、くじを引こうとしていたところ、店員が非常に穏やかな顔で子供を見ていたのです。

 

東南アジア系の20代前半ぐらい(もしかしたら10代?)の外国人男性でしたが、その笑顔はごく自然で、本当に子供好きなのだろうという表情でした。

 

20代ぐらいで子供に対して、あんな微笑ましい表情がよくできるなぁ~と感心していたのです。

 

その笑顔が本心なのか、本心でないのかというのは見ていると何となく分かります。

 

本心からくる行動は自然で、本心ではない行動はどこかに不自然さがあります。

 

私の中での本心でない行動の典型例は新幹線での席を倒されるシーンです。

 

あなたも新幹線に乗っていて体験したことがあると思いますが、前の席の人が後ろを振り向いて「席を倒しても良いですか?」と確認するシーンです。

 

昔はこのような慣習はなかったように思えるのですが、ここ最近は断ってくる人が非常に多くなりました。

 

ただ、いつも「席を倒して良いですか?」と言われた時に「お断りです」と言いたくなる心理が湧いてしまいます。

 

これは私の過去の体験がそうさせるのかもしれません。

 

過去に前の席に座った乗客が、椅子を倒してきてパソコンが椅子とテーブルに挟まれてモニターが壊れるんじゃないかという体験をしました。

 

少し文章だと分かりづらいかもしれませんが、よくビジネスマンがパソコンを置いていたり、一般客がお弁当などを置いている椅子の裏から出てくるテーブルと倒された椅子の間の空間です。

 

(余計に分かりづらいか?)

 

思い切り椅子を倒されると、その空間が非常に狭くなり、開いていたパソコンのモニターが椅子の裏に刺さるのです。

 

「あ~倒しすぎ!倒しすぎ!」と思わず叫びたくなるような瞬間を味わったのです。

 

それからでしょうか?

 

前にいる乗客にが「倒しても良いですか?」と聞かれると心の中で「お断りします!」と断言している自分がいます。

 

しかし、断りを入れてきた人に「お断りします」ということはなかなか言えず、今に至ります。

 

もし断ると、前にいる乗客に

 

「ケチ臭いやつだな~」

 

そう思われることを嫌ってついつい承諾してしまうのです。

 

 

観察者効果

 

 

 

 

 

 

人には本来思っていることとは別の行動を取ってしまう、こんな奇妙な行動を起こします。

 

観察者効果というのは、まさにこの典型で、本心ではないものの観察者がいることにより本心ではない行動を起こします。

 

よくある例としては、テレビ向きのコメントなどがまさにそうではないでしょうか?

 

ニュース番組に出ている芸能人を見ると、なんだか「こいつ本心でそう思っているか?」と疑いたくなるコメントがいくつかあります。

 

あれはまさに観察者効果。

 

見られているという状況が、本心ではない言葉をついつい口にしてしまうのです。

 

マーケットニーズを捉える時に、この観察者効果というのは気をつけなければならず、ちょっとしたネーミングの違いで商品が売れなくなることがあります。

 

例えば、「簡単手間いらず!たった3分で夕飯を作れます」というキャッチコピーの冷凍食品があったとします。

 

この商品がいかに簡単で、いかにおいしい商品が作れたとしても主婦には手に取りづらい商品です。

 

なぜなら、手間をかけていないと周囲に思われたくない心理が働くからです。

 

しかし、これを「子供と一緒に過ごせる時間を増やす」というキャッチコピーにした瞬間に手に取りやすくなります。

 

なぜなら、その商品を購入することが好ましい行動をしている自分とつながるからです。

 

良い行動を取っていると思われたい・・・

 

このような心理が人にはあります。

 

この心理を見逃していると、良い商品を扱っているのに売れない・・・

 

もしかしたらそのような落とし穴にはまってしまう可能性があります。

 

観察者効果。

 

是非、覚えておいてほしいキーワードです。

 

 

2019年11月03日コラムマーケティング