【人間関係重視型の決済者は、外堀を固めることが有効】
昨日、ある懇親会に参加していました。
懇親会といっても外で会っている訳ではなく、今時のZOOM飲み会。
何千名と集まるある一大イベントに参加して、その後にそのイベントに参加した仲間と夜遅くまで懇親会をしていたのです。
イベントで勉強になったことや他愛のない話で盛り上がっている中、突如、こんな話が出てきました。
それは、、、
「あなたは何タイプの人間か?」
これは以前ブログでも紹介したことがあるかもしれませんが「類人猿分類」の話が持ち上がりました。
類人猿分類というのは、感情を表に「出す」「出さない」×人生で大切にしているのは「追求・達成」「保守・安定」といったマトリックスの中で、自分自身がどのタイプなのかを理解し、その特徴を知るといったものです。
詳しくはこちら
↓
- 類人猿分類
ここに書かれている内容はなかなかおもしろく、4つに分類された「チンパンジータイプ」「オラウータンタイプ」「ゴリラタイプ」「ボノボタイプ」別で、何を言われるとうれしいのかを理解することができるのです。
書籍の目的は、相手のタイプを理解することによってコミュニケーションを円滑にしていきましょう、といったもの。
しかし、飲み会ではあまり中身の会話にはならず、自分自身がどのタイプなのかといった話で盛り上がっていたのです。
この書籍は単に知識として提供されているだけではなく、著者が企業に対して研修などを実施しています。
そのことから、よくある誰にでも当てはまるようなことを並べて共感させているようではなさそう。
ある一定の研究に基づいて知識が提供されていると思われます。
しかし、このような人間の特徴を知ることによってコミュニケーションが円滑になるという事は、こういった情報をAIに搭載するとどうなるのだろうか、とふと思いました。
AIは一般的なイメージは万能に何でもできるという印象を持っていますが、実態はそうではない。
特にAIの苦手分野は国語。
音声認識が発達しているとはいえ、あくまで音声をテキストデータで捉え、情報を検索し、最も可能性の高いと思われる回答を返しているに過ぎない。
意味を理解しているかというと、その意味を理解するというのがAIが最も苦手とする分野なのです。
そのためコミュニケーション領域においては、まだまだ人間の方が上。
シンギュラリティがこないと言っている研究者の背景にはこういった事実があるのです。
しかし、先ほどお伝えしたように人間をある一定の要素で分解し、その分解された構成要素で人の特徴が推し量れるのであれば、AIがコミュニ―ション能力を身につけることは可能。
今回の類人猿分類の知見だけでなく、過去の様々なコミュニケーションにおけるデータ、心理学、脳科学、こういったデータを統合させれば人間よりもコミュニケーションがうまくなれるのではないか?
となってくると、今の生身の営業よりも人工知能の方が、コミュニケーションがうまくなる時代がやってくるのではないか?
そんなことを想像してしまったのです。
人工知能を上回れ!
相手の特徴によって営業スタイルを変える。
このような知識は様々な書籍で紹介されています。
今回の人間関係重視型の決済者は、周囲との調和を大切にしており、自分が行った意思決定が周りに評価されるかを気にする傾向にあります。
だからこそ外堀を埋め、周りが評価するように仕向けることが重要。
こういった知識は多くの書籍で紹介されており、取ろうと思えばいくらでも収集することができます。
先程、あなたは「営業という職種が人工知能に取って代わられてたまるか!」と思ったかもしれません。
しかし、意味を理解する能力は圧倒的に人間の方が長けていたとしても、こういった知識やデータが圧倒的に不足していれば人工知能に負けるかもしれない。
あなたは定期的にこのような知見を収集しているだろうか?
あなたが何も知識やデータを収集せずにぼーっとしていると、いつの間にか人工知能の方がコミュニケーションがうまくなっているかもしれない。
そうならないためにも、そして意味を理解する優位性を活かすためにも、あなたは今の職業における知識を蓄積させなければならないのです。
リビングで寝転がってテレビを見ている暇はありません。
人工知能に追い越されないために、我々は今から動き出しておかなければならないのです。