【脳は蓄積できる情報量に限りがあるが、イメージや物語は無限に蓄積できる】

今、あることをきっかけに小説を読んでいます。

 

昔から色々な人が推薦していたことは知っていたものの、何となく読んでいなかった本です。

 

普段はビジネス本ばかり読む私も、連休に入ると小説を読むようになりました。

 

ビジネス本だと、ここから何かを得てやろうという肩に力が入った状態で読んでいることが多いですが、小説は極めてリラックスした感じで読めるのがいい。

 

ちなみに、今、私が読んでいる小説は、、、

 

「海賊と呼ばれた男」

 

おそらく多くの人が読んだことがあるベストセラーだと思います。

 

連休に入ると小説を読むようになった私ですが、小説には不思議な力があるといつも思います。

 

これは小説家の文章力がそうさせているからだと思いますが、主人公や登場人物の感情や情景が鮮明にイメージできます。

 

タンクから店員たちが石油をくみ取るシーン。

 

日田重太郎の男気溢れるシーン。

 

ユキとの離縁シーンや東京が焼けていく戦争のシーン。

 

そこに多くの登場人物の感情が入り混じり、多くのドラマが存在することを、文章を通してイメージすることができます。

 

作者が同じだからですが、零戦の話が出てくると「永遠の0」を回想させたりもします。

 

そんな海賊と呼ばれた男を読みながら、ふと本棚に目をやると、過去の読んだことのある小説がわずかながら並んでいます。

 

その小説の1つ1つもストーリーを覚えていて、ストーリーだけでなく自分自身がその時にどんな状態だったかも鮮明に思い出すことができます。

 

そしてそんな小説たちを見ながら、横に視線をそらしていくと会計の本が・・・

 

「この会計の本も勉強になったよな~」

 

「でも何が書いてあったっけ?」

 

多少は思い出せるものの、かなり過去に読んだ本だと何も思い出せない。

 

どうしても本を開く前に思い出したいと思い、何度も考えましたがなかなか出てこない・・・

 

脳に空白を作り続けた後、たまらず本を開いてみると、

 

「ああ!これでCVP分析を学んだのか・・・あれ?この本よく読むとファイナンスのことが書いてあるぞ。そんなこと記憶に残っていないな~」

 

「でもちょうど今、ファイナンスを学び直しているので、この本いいかも」

 

まるで初めて見るかのような感覚を味わわせてくれます。

 

小説とビジネス本。

 

この記憶力の差はいったい何なのか。

 

そんなことを感じながら小説の記憶に対するインパクトを改めて感じています。

 

 

記憶に残るプレゼンテーション

記憶に残るプレゼンテーションとは、どうすれば良いのでしょうか?

 

それはこの小説が答えを与えてくれています。

 

人間の感情を刺激すると扁桃体という脳の一部に刺激を与えます。

 

その扁桃体のすぐ近くには記憶を司る海馬があり、感情を刺激すればするほど扁桃体を伝って海馬に情報が入ってきます。

 

この一連の作業が記憶に大きく影響します。

 

商品の機能や特徴を伝えてもあまり記憶に残りませんが、商品を開発したストーリーや、なぜ私がこの仕事をしているのか?という情報は相手にいつまでも残っているものです。

 

あなたの今のプレゼンテーションはどのようなものですか?

 

もし、何一つ物語を語っていないのであれば、あなたの勝率は極めて低いものになっていることは間違いありません。

 

あなたは、あなたが取り扱う商品に絡んでどんな思い出があるでしょうか?

 

それをまとめる週末にしてみるもの良いかもしれません。

 

そして、それに加えてたまには小説を読み、その表現力を鍛えてみるのもかなり有益なものだと思います。

 

 

2020年07月25日コラム営業