【長年変えていない商品名を変えると化学反応が起きる】

「ブースター接種・・・」

 

つい先日、世界保健機関(WHO)がブースター接種を見合わせるよう求める中、イスラエル、イギリスがブースター接種を進めています。

 

まだ、2回ワクチン接種が世界的に普及していない中、ワクチン接種が進んでいる国が免疫を強化するために3回目の接種を促しているのです。

 

何を隠そう私も、まだワクチン接種の予約がなかなか取れず、1回目も接種できていない状況です。

 

接種券は自宅に届き、予約のためにホームページを何度も開いていますが、いつも予約が埋まっている。

 

ただ、そんな接種ができていない中、「3回目の接種をするとは何事か!」と言いたい訳ではなく、何となくこのネーミングに興味を持ったのです。

 

「ブースター接種」

 

医療用語としてブースター効果というのは以前から使われていたようですが、一般人にはあまりなじみのない言葉だと思います。

 

ブースターというとイメージするのはロケット。

 

追加の加速をするためのエンジンという印象があり、そのネーミングを使うだけでやけに効果がありそうな気がします。

 

これが「3回目のワクチン接種開始!」だとあまり良い印象を持ちません。

 

このような見出しで新聞紙上に乗ると、

 

「ワクチンって効かないんじゃないの?」

 

こんな誤解を受け、接種する意欲が低下し、余計にワクチン接種が普及しなくなる恐れがあります。

 

しかし、そこを「3回目の接種」とせず、「ブースター接種」というネーミングにした。

 

そこが私にとっては、すごく秀逸に見えたのです。

 

 

ネーミングが印象を変える

 

 

 

 

ヒット商品を生み出すのにネーミングは重要です。

 

2020年にヒット商品の3位にランクインした「あつまれ どうぶつの森」。

 

わずか3か月で500万本を売り上げたヒット商品です。

 

そのネーミングも短縮され「あつもり」として無限に成長し続けるあつもり経済圏を確立しました。

 

このようにヒット商品を生み出すためにはネーミングは極めて重要。

 

こんなことは誰もが理解しています。

 

しかし、このネーミングというのは何も新商品に限ったことではありません。

 

既存の商品、売れなくなった商品でもネーミングを変えることにより、人のステレオタイプを払しょくする効果があるのです。

 

改名で既存商品が爆発的に売れるようになったことで有名なのは「鼻セレブ」。

 

以前は、特にネーミングもなく「ネピア」のティッシュとして販売していたのですが、これまで低迷していた売上が「鼻セレブ」に変えた途端に爆発的なヒットになったのです。

 

うちには新商品がないので、なかなか売上が上がらない・・・

 

そう考えているあなた。

 

新商品をお金をかけて開発する前に、低迷している既存商品を改めて見てみましょう。

 

たった1つ、ネーミングを変えるだけで爆発的なヒットを生む。

 

そんなアイデアが見つかるかもしれないのですから。

 

 

2021年08月08日コラムマーケティング