【脳は報酬の大きさに対しては敏感だが、本当にもらえる確率には鈍感】

「最近、宝くじのCM多い?」

 

テレビをふと見ていると宝くじのCMが多くなっているように思えます。

 

というかインパクトが強いだけでしょうか?

 

ここ最近では俳優の妻夫木 聡とお笑い芸人のEXITの兼近のやり取りが印象に残っています。

 

チャラい感じで家に入ってきたEXIT兼近。

 

そして少し引いている家族たち。

 

その兼近に対して妹との関係を確認する兄役妻夫木 聡。

 

最初は険悪な雰囲気であったものの、兼近が、妻夫木 聡が握っているサマージャンボ宝くじを目にして話題は一変する。

 

宝くじに共感する兼近に、妻夫木 聡も乗ってくる。

 

そして最後は、

 

妻夫木「サマジャンやばくね?」

 

兼近「超やばいっす!!」

 

で妻夫木聡がチャラい用語を使い、意気投合していく。

 

こんなシーンを見ながら、宝くじってなんでこんなに多くの人々が購入するのだろうか?と気になったのです。

 

私は、宝くじを買ったことは過去に数回しかなく、その時もノリで買ったような記憶しかありません。

 

しかも、過去に当たりの発生確率を知ってしまった時には、まったく興味を持てなくなりました。

 

改めて現在は1等の当たり発生確率を調べてみると、こんな感じです。

 

サマージャンボ宝くじ・・・1000万分の1(0.00001%)

年末ジャンボ宝くじ・・・2000万分の1(0.000005%)

 

この0.00001%というのが発想しづらいので比較対象を持ってきて表現してみると、あなたが1年以内に交通事故で死亡する確率の更に1/200。

 

少し言い換えると、あなたが1年以内に交通事故で亡くなる確率の方が200倍高いのです。

 

(こう表現するとまだ分かりやすくなったでしょうか?)

 

こう考えると宝くじで1等を当てるのは天文学的な数字のように思えます。

 

しかし、この1等5億円という金額と天文学的な発生確率から、我々は1つだけ学ぶことがあるのです。

 

 

報酬>確率

 

 

 

 

 

この5億円という金額を0.00001%の確率をかけると、この価値は50円になります。

 

仮に賞金を5000万円に落とし、サマージャンボよりも100倍当たりやすくすると、その価値は500円になります。

 

理論上、後者の方が価値は高いのですが、後者のように金額を落としてしまうと一気に魅力が半減してしまいます。

 

5億円の時のわくわく感と5000万の時にわくわく感は、圧倒的に前者の方が高く、その確率を飛躍的に上げたとしても前者の方が価値を高く見積もってしまうのです。

 

この宝くじからの学びとしては、特典を付けるのであれば受け取る可能性よりも、報酬が大きな方がより魅力的に映ること。

 

確率としては天文学的数字でも、恐ろしいぐらいに魅力を高めた方が市場は反応するということなのです。

 

あなたはプロモーションの方法として何を選択していますか?

 

少額でもできるだけ多くのお客様に配分されるように?

 

その考えが間違いだということに、今日、気づいていただけたのではないでしょうか。

 

 

2021年08月22日コラムマーケティング