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【人生の壁=未来の扉】

「出光が、小型EVに?」

 

本日の日経の1面にこのような記事が掲載されていました。

 

出光といえば、真っ先に思いつくイメージがガソリンスタンド。

 

ガソリンスタンドといえば、最もEVが普及してほしくない業界・・・

 

それがなぜEV事業に参入しようとしているのか?

 

そんなことが気になり少し調べてみることにしました。

 

企業HPを検索し、中期経営計画を探し、その中身を確認。

 

そうするとこんなことが書いてあったのです。

 

2050年への不確実性の高い未来に、「どのようなシナリオが到来しても柔軟かつ強靭に対応できる『レジリエント』な企業体を目指す」。

 

脱炭素が進む中、その大元となる石油を扱っている当社は最も厳しい環境下にいる業界の1つ。

 

そんな環境下において悲観的に見るのではなく、『レジリエント(弾力性)』のある企業を目指すと書いてあるのです。

 

レジリエント・・・逆境になればなるほど弾性が増し、成長するという事か・・・

 

しかし、言うは易し、具体的にどのようにするつもりだろうか?

 

そんなことを考えながら、更にEVに関連する記事を検索。

 

そうすると具体的な方向性が見えるような記事がありました。

 

現在のガソリンスタンドは地域のステーションの位置づけとなり、Wifiを設置してテレワークの拠点にするとか。

 

また、コインランドリーや託児所を併設し、その拠点でEVを貸し出し地域の足にするなど。

 

なるほど、これまでガソリンを給油するという事業モデルを全く入れ替えて地域ステーション化か・・・

 

それはおもしろい取り組みになりそうだ。

 

働く女性がテレワークで働く環境を整え、働きやすいように託児所を設置する。

 

そこから顧客との面談などがあればEVで出動。

 

たまに洗濯物を持ってきて仕事の合間に洗濯するのもありかもしれない。

 

これは可能性が広がるな~

 

 

壁は、成長への扉

 

 

 

 

 

本来であればEVが最も普及してほしくない業界。

 

しかし、そんなことを願っていても状況は変わらない。

 

それであれば、その壁を利用して新たな方向性を考えてみる。

 

その壁に真正面から向き合うと実は小さな隙間があり、壁ではなく扉だったという事に気づいたりする。

 

今、ガソリンスタンドだけではなく、様々な業界が大きな壁にぶち当たっていると思います。

 

しかし、その壁に目を背けるのではなく、真正面から向き合ってみる。

 

飲食店も補助金バブルとか一部では報道されていますが、儲かった補助金を単なる延命に使っている企業はいずれ淘汰される。

 

その儲けをずる賢く、強かに、未来の投資に使ってほしいものです。

 

コロナが収束したら・・・ではなく、コロナが収束しなくても・・・の発想で。

 

出光のようなレジリエントな企業。

 

今後のこのような企業が増えると、経済も面白味が増すことは間違いありません。

 

 

2021年02月14日コラム営業


【顧客は変えようとするのではなく、分かろうとすると動き出す】

「うおっ!そこまでやるのか?」

 

先日、久しぶりの出張で新幹線に乗りました。

 

以前、出張したのは10月でしたので約4か月ぶり。

 

オンラインでの仕事も当たり前になってきた中、久しぶりの長距離移動。

 

久しぶりの新幹線に乗ると乗客は少なく、A席とE席のみ(どちらも端の席)が埋まっている状態でした。

 

コロナ以前ならどんな時間帯でも東京-名古屋間で端だけしか埋まっていないなどほとんどなかった状態が、ここ最近ではこの稼働率があたり前になっています。

 

私が座った席の後ろには男性が座っており、マスクだけではなくフェイスシールドで顔を完全にガード。

 

まぁそういう人もいるよね・・・と用心深い人を横目に自分の席に座りました。

 

そして数十分ほど経ち、催してきたのでトイレに向かうと突然、異様な光景が目に入ってきたのです。

 

「うおっ!そこまでやるのか?」

 

トイレに向かう途中突然目に入ったのが、防護服を身にまとった乗客。

 

まるで医療従事者のごとく、白い防護服に身を包み、フェイスシールド、そしてニトリル製?の手袋まで装着していたのです。

 

ここはコロナ患者を治療している病室か?と錯覚を起こすような様相。

 

さすがにそれはビビりすぎじゃないのか?

 

ここまでくると、用心深いを通り越して、その姿で新幹線に乗れるハートの強さに感心してしまいます。

 

この人は小心者?それともどうしてもコロナに感染できない理由があるのか?

 

そう考えていると、私もあることを思い出したのです。

 

そうか、そういえば私もコロナに感染できない理由があった。

 

今は娘が受験真っただ中。

 

私がコロナに感染して、間違ってもうつすようなことがあってはならない。

 

そう考えると、この男性は受験生を持つ親なのか・・・

 

それならこの格好でも分からんでもない。

 

自分自身がどう見られようが娘の一生に一度の(しかも人生に大きく影響するような)イベントに水を差してはならない。

 

それであれば防護服もやむを得ないよな・・・

 

ん?そう考えると受験生を持つ親のために新幹線内に特別ルームを作ると売れるのではないか?

 

受験生を持つ親だけではない、家族に基礎疾患を持っている人や高齢者が住んでいる家の人も感染するわけにはいかないはず。

 

それであれば新幹線の中で完全に囲われた車両をいくつか作っても良いのではないか。

 

しかも、その車両は通常よりも高くしても売れるはず。

 

この稼働率が2/5以下になっている今だからこそできる。

 

稼働率の低さを単価アップでカバーできるチャンス到来ではないか!

 

と思い浮かんだ白地に鉄道業界の活路を見出していたのです。

 

 

顧客視点から生まれるインサイト

 

 

 

 

 

どうすればもっと乗ってくれるのか?

 

安全対策を万全にしていることを訴えれば乗ってくれるのか?

 

サービスを追加するか?

 

飛行機のように料理を提供し、その料金に含めるか?

 

このような発想はすべて提供者側の発想。

 

提供者側の視点でサービスを考えても大概は外れてしまう。

 

本当に顧客を動かしたいのであれば、顧客の行動を変えようとするのではなく、顧客を理解することから始める必要があります。

 

世の中にはカスタマージャーニーマップという思考法があり、これをうまく利用することで提供者側の視点から顧客視点に切り替えることができます。

 

そしてそのジャーニーを描く中にmoment of truthを見つけ出しビジネスに変換していく。

 

差し詰め、この方法は白地を発想させる上でも役に立つ。

 

説得するのではなく、理解する。

 

白地発想のない企業には、お勧めの思考法ではないかと思います。

 

 

2021年02月06日コラム営業


【損得でも正しいかどうかでもなく、かっこいいかどうか】

「営業における身なりの重要性は分かりますか?」

 

先日、ある研修でこんなことを語りました。

 

「営業マンたるもの失礼のないように身なりはしっかりしろ!」

 

これは昔ながらの教えだと思います。

 

しかし、私が同じように語ったとしても何のおもしろ味もない。

 

なので、ここに少し理論を加えて話してみました。

 

身なりを重要視するポイントは2つある。

 

まずは初頭効果。

 

人は最初の印象に引っ張られて物事を判断してしまう心理効果があります。

 

最初に好感を持たれた営業マンは、その後に多少の知識のなさが露呈したり、エラーを生じさせたとしても概ね良好な関係を維持できる。

 

逆に最初に悪い印象を与えてしまうと、後々に良いことを言っているのに受け入れがたくなる。

 

これが初頭効果です。

 

その初頭効果を得るために、身なりをしっかりして好印象を獲得する。

 

そしてもう1つの効果が自分への影響。

 

この身なりをしっかりするというのは相手に影響を与えるだけでなく、自分自身に対する影響もあります。

 

身なりをしっかりする=カッコいい自分を演出する

 

カッコいい自分=仕事のできる人

 

このような連想を抱かせます。

 

自分の中で自分自身が「仕事ができる」というセルフイメージを持てているかどうかは非常に重要なことで、セルフイメージが確立できていると、そのセルフイメージに寄せようという力が働きます。

 

そして結果、仕事ができるようになる。

 

このようなセルフイメージを持つために、あえて形から入るという事なのです。

 

このカッコよさというのは、多くの場面で自分自身に良い影響を与えます。

 

例えば、かっこいい上司に近づくために自分自身も同じことをやってみる。

 

普段なら面倒くさいと思っている仕事も、顔を引きつらせながらもやってしまう。

 

普段なら確実にやらない仕事を、かっこいいを求めるだけで行動する原動力となる。

 

そんなことやったら損じゃないか!

 

そう思える仕事も、損を承知でやっている姿がかっこよくないか?

 

そう思うだけで、なぜか別のところからパワーが漲る。

 

カッコいいというのは多くの場面で、あなたに大きな力を授けてくれる洗脳行為なのです。

 

 

カッコいいことを求めると楽しくなる

残りの人生何のために働くのか?

 

「生活のため?」

 

損得勘定だけで働くのも良いですが、何となく味気ない・・・

 

「社会貢献のため?」

 

正しいことだが何かの壁にぶつかると心が折れないか?

 

『偉業を残すため』

 

どんな困難があっても逆に自分のドキュメンタリーがより面白くなっているイメージを持つことができ、力が漲る、

 

直面している事実は同じでも、あなたが何を求めるかで感じ方が変わってくる。

 

『かっこいい人生を歩むために何をすべきか』

 

こんなことを少し考える週末を送ってみても良いのではないでしょうか?

 

 

2021年01月30日コラム営業


【俺には成功か大成功しかない】

先日の1on1ミーティングでのこと、、、

 

部下とランチをしながら1on1ミーティングをしていると私の娘が高校3年生ということもあり受験の話になりました。

 

今回の高校3年生の受験は、試験だけでなくコロナとも戦わなければならない。

 

非常に大変な年に生まれた我が娘・・・

 

そんなことを思いながら、自分たちの高校3年生の頃を回想していたのです。

 

私は生涯の中で、高校3年生が最も勉強した時代だと思っています。

 

なぜなら、、、

 

兄から「高校3年の時に死ぬほど勉強すればどこでも受かる」という極めて不確かな情報を信じ込み、1,2年生は遊び呆け。

 

そして高校3年生でスイッチオン。

 

スイッチオンしたのはいいけれど高校1、2年を遊び呆けていた分、ほぼ中3レベルの戦闘力。

 

このさぼっていた2年間を取り戻すには相当苦労しました。

 

朝早くから夜遅くまで勉強、勉強。

 

親の勧めで有名予備校の有名講師の講座を受講したものの、都会に出るまでの時間がもったいないと即やめる。

 

学校の授業は受験には無意味と判断し、ほとんどボイコット。

 

授業そっちのけで独自メソッドの勉強をしていたら、教師に頭を殴られる。

 

学校は退学にならない程度にお休みを頂戴し、独自メソッドに没頭。

 

そんな期間を過ごしたのが高校3年生でした。

 

受験で受かった後も、朝起きると

 

「勉強しなければ!」

 

と寝ぼけて起きるぐらいでしたのでトラウマレベルだと思っています。

 

そんな体験を元に、娘に

 

「今日の勉強はどうだった?」

 

「偏差値上がったか?」

 

などの発破をかけていました。

 

そして今朝も車で送っていこうかと話しましたが、「混むからいい」と断られたので玄関先で気合入れの一言だけ放ち、娘を見送りました。

 

娘には

 

「第一志望1本!」

 

「そこしかありえない!」

 

「死ぬ気で頑張れ!」

 

という言葉をかけていますが、本心はどんな結果になっても良いと思っています。

 

特に志望校に受からなくても問題ない。

 

第二、第三志望でも。

 

受験した中で最も低い大学であったとしても問題ない。

 

何ならすべてに落ちても問題ない。

 

いや、逆に浪人生になったら成功かとも思えます。

 

人生においてはどんな体験をするかが大きな価値になると思っていて、私は浪人をした経験がありません。

 

おそらく生涯、経験する事はないでしょう。

 

その時の苦しみや体験、そしてその体験から得た思い、考え、を得ることができないのです。

 

何なら浪人を経験した人物に、その時の話をされると私は何も意見することができない・・・

 

「くっ、こいつは俺の知らない世界を知っている・・・」

 

こんな悔しささえ沸き起こってきます。

 

「人生はどん底に落ちた時の体験が最も価値高い」

 

この考え方は私の過去の体験からも間違いないことだと思っています。

 

 

人生すべてが成功

 

 

 

 

 

「今、目の前の結果がうまくいっていない?」

 

もしそうだとすると、あなたは未来の笑い話を手に入れたも同然かもしれません。

 

私も前職のブラック企業では死ぬような思いをしてきました。

 

そのどん底レベルは半端なく、退職を「生還」と呼んでいたほどです。

 

しかし、底が深ければ深いほど、後々の大爆笑ネタになることがよく分かっています。

 

人生はうまくいけば成功。

 

そしてうまくいかなければ大成功。

 

そう考えると人はすべてにおいて成功体験しかないという事がよく分かります。

 

 

追伸:とはいえ、娘の受験の結果は気になる・・・

2か月後にはどうなっているのでしょうか?

 

 

2021年01月16日コラム営業


【規制の数だけビジネスチャンスが眠っている】

日経の第4の革命。

 

ここ最近、この記事に必ず目を通すようにしています。

 

この記事は「カーボン ゼロ」というテーマでCO2削減のための様々な技術革新の話が掲載されています。

 

本日の内容は飛行機。

 

飛行機は、乗客1人の移動1キロ換算で鉄道の5倍のCO2を排出している様子。

 

「飛び恥」という現象も起きており、CO2を大量に排出しているが故に白羽の矢が立っている乗り物でもあります。

 

こういったことが話題になるのはCO2削減の規制があるからですが、規制というのはマイナス要素によくフォーカスされがちです。

 

CO2削減の規制をすると航空業界や自動車業界に大きなダメージが残る。

 

だからやるべきではないなど。

 

今、コロナの影響で飲食店が夜8時までの規制を余儀なくされようとしていますが、この状況もマイナスに捉えている人がほとんどでしょう。

 

(たしかに飲食店の方々は大変だと思いますが)

 

しかし、この規制というのは見方を変えるとチャンスにもなり得るという事を知っておいた方が良い。

 

規制が入ることで業界に変化が起こり、その変化は必ずチャンスになり得る。

 

今日の記事でもある飛行機のCO2削減が本格化されれば、記事にもあったように液化水素の需要及びその周辺の需要が増えるかもしれない。

 

そして空飛ぶ車もいよいよ現実味を帯びてくる。

 

空飛ぶ車が自動運転になれば、寝具が置かれるかもしれない。

 

寝具だけでなくテレビや冷蔵庫もか?

 

そうなると、そのサイズに合った家電が必要かもしれない。

 

いや、今後はスタートレックのような3Dプリンタですべてが賄われるかもしれない。

 

こんなことを考えていると様々なビジネスチャンスが見えてくる。

 

何かがなくなるのであれば、それを代替する何かが生まれてくる。

 

変化というのは需要を生み出す大きなきっかけに他ならないのです。

 

 

妄想するトレーニング

 

 

 

 

 

マーケティングのセンスを磨くためには世の中の様々なことに興味を持つことです。

 

優れたマーケッターは常日頃から世の中の変化を観察し、なぜそのような変化が生まれているのかを考え続けています。

 

このような習慣がビジネスアイデアを輩出する原動力になっています。

 

よく営業担当者からは白地が発想できないという言葉を耳にします。

 

その理由は簡単なことで、発想するトレーニングをしていないから。

 

もしあなたが白地を生み出せないと悩んでいるのであれば、新聞の中から1つの白地を生み出すトレーニングをしてみてください。

 

そして数々の白地を出すことが習慣化すれば営業が楽しくなることは間違いありませんし、出せなかったとしても、その思考トレーニングは必ずあなたのスキルとなって蓄積します。

 

「白地を出すために新聞を読む」

 

こう思っただけでも、これまで以上に新聞の価値を享受できることは間違いありません。

 

 

2021年01月09日コラム営業