【休息よりも取り組む仕事を変える】

「考え続けるのは、かなりのストレス・・・」

 

先日、色々なことが度重なり、様々な業界のことを同時に分析するという機会に出くわしました。

 

少し前までは業界分析というのは非常におもしろく、業界の特徴が見えることで「なぜこの業界に属する企業が、○○を気にしているのか」が分かり業界への興味が深まります。

 

但し、業界を理解するというのは一筋縄ではいかず、様々な角度から特性を覗き見る必要があります。

 

まずは、マクロ環境。

 

業界全体の市場規模や成長性などを最低限押さえていきます。

 

そこから業界が見えやすくなるのはコスト構造分析と商品特性分析。

 

この辺りを見ていくと何となく状況がつかめてきます。

 

※特に私はコスト構造分析にほとんどのヒントが隠れていると思っています。

 

そして大きな外部環境の流れ、競合分析、顧客KBF等。

 

様々な角度から見ていき事実情報が蓄積されると、その事実情報を俯瞰してみてみる。

 

そうするとようやく繋がりがみえてくる。

 

この繋がりが見えるまでの作業は、結構、苦痛です。

 

しかし、苦痛が故にその後の繋がりが見えた時に、脳にドーパミンが分泌される。

 

その瞬間がたまらなく良いのです。

 

しかし、これも同時並行に4つの業界などを行うと脳の許容量を超える。

(4つぐらいで超えているようだとまだまだ甘いのか?)

 

許容量を超えると、ストレスが大きくなり、休憩を頻発するようになる。

 

ただ、業界の謎(特徴)は解けていないので、そのままにしておくこともストレス。

 

しかし、改めて考えようとすると脳がパンクする。

 

そんなことを繰り返しているとあることに気づきました。

 

「脳を休ませながら、考える方法」

 

それは何かというと、、、

 

「考えることをやめて作業すること」

 

だったのです。

 

 

在宅勤務の仕事術

 

 

 

 

 

考え続けるというのは、ある一定の脳を使い続けているので、長時間に及ぶと疲弊してきます。

 

そんな時は別の脳を使うようにするのです。

 

単純作業のFACT整理。

 

事前に用意したフレームワークに従って情報を整理するだけ。

 

はっきりいって転記に近い。

 

しかし、その作業は後に俯瞰して考える材料となり、後に分析脳を用いるときに有効な情報源となります。

 

この頭脳作業と単純作業の切り分けというのは、仕事の生産性を高める上で非常に有効。

 

これはある大学の研究でも明らかになっており、集中力がない人ほど、この頭脳作業と単純作業を交互に行うのは生産性が高まる研究結果があります。

 

頭脳作業に疲れたら、単純作業。

 

単純作業に疲れたら、頭脳作業というように。

 

もし、あなたが在宅勤務でなかなか集中力が続かない・・・

 

そう思っているのであれば、この方法はおススメです。

 

 

2021年09月04日コラム営業


【もともと人生に勝ちも負けもない】

昨日の朝、ニュースを見ると野々村真さんの動画が配信されていました。

 

7月末にコロナに感染して、ようやく退院ができた様子。

 

退院した姿は少しやせ細り、無精ヒゲが生えている。

 

そしてコロナに感染することのリスクを、実体験を基に発信していたのです。

 

そういえば昨年のコロナがまん延し始めた当初も、元阪神の片岡選手が動画で訴えていたよな~~。

 

そんなことを思い出したのです。

 

そして更にニュースを見ているととんでもない映像が・・・

 

それは、、、

 

群馬県の自治体が若者にワクチン接種を促すために、接種した特典として抽選で車をプレゼントするというニュースだったのです。

 

なんじゃそりゃ?

 

そこまでしないとワクチン打たないか?

 

「車もらえるかもしれないから、俺やっぱりワクチン打つわ!」

 

そんな思考になるのか?といささか疑問を感じました。

 

そしてもっと疑問を感じるのは副反応を恐れてワクチンを打たないという行為。

 

これまではコロナが非常に危険なウィルスであり、早く収まってほしいと誰もが願っていたはず。

 

そのためワクチンが速く普及してほしいと口々にしていたのが、いざワクチンができると副反応が怖い・・・

 

何か比較対象変わっていませんか?と疑問が湧いてきたのです。

 

昔はコロナに感染するか、しないか?

 

今は、副反応のリスクを冒すか、冒さないか。

 

いやいや、そうじゃないですよね。

 

「副反応」か「コロナに感染するか」ではないですか?

 

何やらワクチンに対して適切なオプションになっていないことに非常に違和感を覚えたのです。

 

そんな時に野々村氏の動画・・・

 

これは本当に良い訴えかけであったのではないかと思います。

 

 

比較対象を変えよ

 

 

 

 

 

商品の価値を上げるにはどうすれば良いか?

 

商品を改良して更に便利なものにする?

 

広告宣伝に投資してブランドイメージを構築する?

 

様々なやり方はあります。

 

しかし、最も効果的な商品力アップは、商品のポジショニングを変えること。

 

例えば、高級なパンを焼くトースターも他のトースターと比較させるのではなく、モーニングで支払う料金と比較させる。

 

モーニングによく通う人々に対して「同じような味わいが家でも実現できますよ!」と訴求すると急に商品力が上がったりする。

 

そして人生も同じ。

 

今、自分自身が不幸のどん底にいると思うなら、比較する相手を変える。

 

あなたよりも苦労している人は世の中に山のようにいる。

 

身近な人との勝ち負けにこだわるので恵まれていないように感じる。

 

そして究極は比較ではなく、目指す。

 

他人との比較ではなく、何かを目指す。

 

ここにたどり着くと、比較すること自体がアホらしくなってきます。

 

そして目指すことに焦点が合うと、人生が好転してくることは間違いないと思います。

 

 

2021年08月28日コラム


【脳は報酬の大きさに対しては敏感だが、本当にもらえる確率には鈍感】

「最近、宝くじのCM多い?」

 

テレビをふと見ていると宝くじのCMが多くなっているように思えます。

 

というかインパクトが強いだけでしょうか?

 

ここ最近では俳優の妻夫木 聡とお笑い芸人のEXITの兼近のやり取りが印象に残っています。

 

チャラい感じで家に入ってきたEXIT兼近。

 

そして少し引いている家族たち。

 

その兼近に対して妹との関係を確認する兄役妻夫木 聡。

 

最初は険悪な雰囲気であったものの、兼近が、妻夫木 聡が握っているサマージャンボ宝くじを目にして話題は一変する。

 

宝くじに共感する兼近に、妻夫木 聡も乗ってくる。

 

そして最後は、

 

妻夫木「サマジャンやばくね?」

 

兼近「超やばいっす!!」

 

で妻夫木聡がチャラい用語を使い、意気投合していく。

 

こんなシーンを見ながら、宝くじってなんでこんなに多くの人々が購入するのだろうか?と気になったのです。

 

私は、宝くじを買ったことは過去に数回しかなく、その時もノリで買ったような記憶しかありません。

 

しかも、過去に当たりの発生確率を知ってしまった時には、まったく興味を持てなくなりました。

 

改めて現在は1等の当たり発生確率を調べてみると、こんな感じです。

 

サマージャンボ宝くじ・・・1000万分の1(0.00001%)

年末ジャンボ宝くじ・・・2000万分の1(0.000005%)

 

この0.00001%というのが発想しづらいので比較対象を持ってきて表現してみると、あなたが1年以内に交通事故で死亡する確率の更に1/200。

 

少し言い換えると、あなたが1年以内に交通事故で亡くなる確率の方が200倍高いのです。

 

(こう表現するとまだ分かりやすくなったでしょうか?)

 

こう考えると宝くじで1等を当てるのは天文学的な数字のように思えます。

 

しかし、この1等5億円という金額と天文学的な発生確率から、我々は1つだけ学ぶことがあるのです。

 

 

報酬>確率

 

 

 

 

 

この5億円という金額を0.00001%の確率をかけると、この価値は50円になります。

 

仮に賞金を5000万円に落とし、サマージャンボよりも100倍当たりやすくすると、その価値は500円になります。

 

理論上、後者の方が価値は高いのですが、後者のように金額を落としてしまうと一気に魅力が半減してしまいます。

 

5億円の時のわくわく感と5000万の時にわくわく感は、圧倒的に前者の方が高く、その確率を飛躍的に上げたとしても前者の方が価値を高く見積もってしまうのです。

 

この宝くじからの学びとしては、特典を付けるのであれば受け取る可能性よりも、報酬が大きな方がより魅力的に映ること。

 

確率としては天文学的数字でも、恐ろしいぐらいに魅力を高めた方が市場は反応するということなのです。

 

あなたはプロモーションの方法として何を選択していますか?

 

少額でもできるだけ多くのお客様に配分されるように?

 

その考えが間違いだということに、今日、気づいていただけたのではないでしょうか。

 

 

2021年08月22日コラムマーケティング


【新商品という言葉は連呼しろ!】

「これは良い収益モデルになりそうだ!」

 

現在、ある理由で新規ビジネスの立ち上げを行っています。

 

(とはいえ、実際に立ち上げる訳ではなくビジネススキルを上げるためのトレーニングですが)

 

この新規ビジネスというのは、調べれば調べるほど、様々なことが分かり自分自身の仮説が当たりだすと、これほど心地良いものはありません。

 

例えば、、、

 

新規ビジネスの社会的意義。

 

立ち上げようとしている新規ビジネスが日本の社会的課題を解決できることにヒットするとテンションが上がります。

 

そして更に深堀り、その新規ビジネスで出てくる登場人物のニーズを確認してみる。

 

そうすると、そこに深い悩みがあることが見えてくる。

 

「この悩みは深いよな~、いやこれ解消したいでしょ!」

 

と思いながら徐々に興味が湧いてくる。

 

そして現状の市場規模や成長性を考える。

 

現時点では多少小さいかもしれないが、成長性は高いなどの事実が見えてくる。

 

「これは伸びるよ~」

 

そして競争環境。

 

最初は既に先行企業が存在し、その企業に勝つことはできないか・・・

 

と思いつつ、勝てる方法を粘って考えてみる。

 

何とかして勝てる方法は・・・と考えていると、あるアイデアにたどり着く。

 

「おっ!!きた!勝ち筋見えた!」

 

こんな感じでどんどんテンションが上がっていく。

 

このビジネスは大きく育つに違いない・・・これは確実にビッグビジネスだ!

 

こんな期待まで膨らんでくるのです。

 

 

新規性という恐ろしさ

 

 

 

 

 

人は新しい選択をすると、脳内の報酬系神経回路であるドーパミンが分泌されるといわれています。

 

新規事業もどんどん夢が膨らみ、失敗するイメージがしない。

 

これは新規事業に限らず、新商品にも言えることで、新商品を目にすると(中身はたいして変わっていなかったとしても)テンションが上がるように、我々の脳はできているのです。

 

もし、あなたがここ最近、新商品をリリースしたのであれば、その「新商品」という言葉は全面的に使うべし!

 

顧客が新商品と分かるだけでも、ドーパミンが分泌され好意的な商談になる事は間違いないでしょう。

 

あなたは新規性という魔力を、しっかり理解して営業活動ができていますか?

 

この知識、営業であれば絶対に押さえておくべきものだと覚えておいてください。

 

 

追伸:現在、新規ビジネスを数字に落としましたが、数字に落とすと現実が見える・・・

そんな天国と地獄を、この週末に味わっています。

 

 

2021年08月14日コラムマーケティング


【長年変えていない商品名を変えると化学反応が起きる】

「ブースター接種・・・」

 

つい先日、世界保健機関(WHO)がブースター接種を見合わせるよう求める中、イスラエル、イギリスがブースター接種を進めています。

 

まだ、2回ワクチン接種が世界的に普及していない中、ワクチン接種が進んでいる国が免疫を強化するために3回目の接種を促しているのです。

 

何を隠そう私も、まだワクチン接種の予約がなかなか取れず、1回目も接種できていない状況です。

 

接種券は自宅に届き、予約のためにホームページを何度も開いていますが、いつも予約が埋まっている。

 

ただ、そんな接種ができていない中、「3回目の接種をするとは何事か!」と言いたい訳ではなく、何となくこのネーミングに興味を持ったのです。

 

「ブースター接種」

 

医療用語としてブースター効果というのは以前から使われていたようですが、一般人にはあまりなじみのない言葉だと思います。

 

ブースターというとイメージするのはロケット。

 

追加の加速をするためのエンジンという印象があり、そのネーミングを使うだけでやけに効果がありそうな気がします。

 

これが「3回目のワクチン接種開始!」だとあまり良い印象を持ちません。

 

このような見出しで新聞紙上に乗ると、

 

「ワクチンって効かないんじゃないの?」

 

こんな誤解を受け、接種する意欲が低下し、余計にワクチン接種が普及しなくなる恐れがあります。

 

しかし、そこを「3回目の接種」とせず、「ブースター接種」というネーミングにした。

 

そこが私にとっては、すごく秀逸に見えたのです。

 

 

ネーミングが印象を変える

 

 

 

 

ヒット商品を生み出すのにネーミングは重要です。

 

2020年にヒット商品の3位にランクインした「あつまれ どうぶつの森」。

 

わずか3か月で500万本を売り上げたヒット商品です。

 

そのネーミングも短縮され「あつもり」として無限に成長し続けるあつもり経済圏を確立しました。

 

このようにヒット商品を生み出すためにはネーミングは極めて重要。

 

こんなことは誰もが理解しています。

 

しかし、このネーミングというのは何も新商品に限ったことではありません。

 

既存の商品、売れなくなった商品でもネーミングを変えることにより、人のステレオタイプを払しょくする効果があるのです。

 

改名で既存商品が爆発的に売れるようになったことで有名なのは「鼻セレブ」。

 

以前は、特にネーミングもなく「ネピア」のティッシュとして販売していたのですが、これまで低迷していた売上が「鼻セレブ」に変えた途端に爆発的なヒットになったのです。

 

うちには新商品がないので、なかなか売上が上がらない・・・

 

そう考えているあなた。

 

新商品をお金をかけて開発する前に、低迷している既存商品を改めて見てみましょう。

 

たった1つ、ネーミングを変えるだけで爆発的なヒットを生む。

 

そんなアイデアが見つかるかもしれないのですから。

 

 

2021年08月08日コラムマーケティング